決めた瞬間から人生は変わる
― 過去の延長線から抜け出した私の再スタート
産婦人科医として、命の誕生や女性の診療に数多く携わってきた矢野陽子医師。
その一方で、「人は大人になったら変わらない」「過去が自分を決める」という考えを、長く信じていたといいます。
「私はこういう人間だから仕方がない」と、自ら限界を定めてしまう思考の中で、気づかないうちに“過去”という枠に自分自身を閉じ込めていました。
そんな矢野医師の価値観を大きく揺さぶったのが、コーチングとの出会いでした。
「未来は自分で選べる」「人はいつでも、自分の意思で変わることができる」
その気づきは、彼女にとってまさに人生の転換点となります。
いま矢野医師は、心が軽く自由になった実感とともに、同じ医療者にもその変化の可能性を届けようとしています。

ご自身のストーリーを象徴する一言を教えてください。
決めた瞬間から、人はいつでも生まれ変われるということだと思っています。
まず、コーチングに出会う以前のご自身について伺えますか。
どんな毎日を過ごしていて、どんな思いを抱えていたのでしょうか。
私は長い間、「大人になったら性格や価値観は変わらない」と思い込んでいました。
過去の経験が自分を形づくり、その延長線上にしか未来はない、そのように信じていたのだと思います。
そのため、「私は過去がこうだからできない」「私はこういう人間だから仕方がない」と自分で決めつけ、気づかないうちに自分自身を“過去”という枠の中に閉じ込めていました。
そんなタイミングで、どのようにコーチングと出会われたのでしょうか。
コーチングとの出会いは、私の世界を大きく変える出来事でした。
「未来逆算思考」という考え方を知り、未来から考えてよいこと、そして自分はいつでも自分の意思で変わっていけるのだという気づきは、私にとって大きな衝撃でした。
過去に縛られる必要はなく、未来は自分で選ぶことができる。
どのような自分になりたいのかも、自分自身が決めてよい。
そう心から感じられた瞬間から、世界の見え方が少しずつ変わり始めました。

コーチングを学んだことで、一番大きな変化はどのような点でしたか?
人に対して強く感情が揺れるとき、その相手は単なる「嫌な人」ではなく、自分に何かを伝えようとしている存在なのかもしれない、と思えるようになりました。
「認識は投影」という概念に出会ったことで、その考えが腑に落ちたのです。
本当は自分もやってみたいのに、自分自身で禁止していることを他者がしているからこそ心が揺れる。
そのように理解できたとき、これまでネガティブだと感じていた感情にも意味があると受け止められるようになりました。
それは、ただ起こった出来事ではなく、未来の自分に近づくためのサインなのだと感じています。
世界は「自分というフィルター」を通して見えており、そのフィルターが澄んでいくほど、世界はよりクリアに感じられ、生きることが驚くほど楽になっていきました。
理想の未来にも、自然と引き寄せられていくような感覚があります。
最後に、これからのビジョンを教えてください。
まだ道の途中ではありますが、コーチングと出会ってから、心も視野も、以前とは比べものにならないほど軽く、自由になったと感じています。
この変化を、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思うようになりました。
医師という職業は、「こうでなければならない」という思い込みの中で生きてしまいがちです。
しかし、自分を縛っているものから自由になれたとき、医師としての人生も、ひとりの人としての人生も、より豊かに広がっていくのではないかと感じています。
そのような思いから、私は「コーチングドクター」という道を選びました。
自分の人生を自分で選ぶ力を、同じ仲間である医師の方々にも届けていきたい。
それが、私がコーチングを伝え続けている理由です。
